探究のテーマ設定でAIを使うときの3つの注意点
秋田県立秋田高校が2026年4月に実施した「探究のテーマ設定でAIを活用」するガイダンスの内容が公開された。2年生の9割以上が前年度の探究でAIを使っていた。
高校生にとって AIにテーマを評価させたら、新規性の判定は先行研究を自分で検索して確かめる工程を足す。
秋田県立秋田高校で2026年4月に、「探究のテーマ設定でAIを活用してみよう」というガイダンスが行われました。その内容が大学ジャーナルオンラインで紹介されています。冒頭のアンケートでは、前年度はAIの利用を促していなかったにもかかわらず、2年生の9割以上が探究活動でAIを「利用した」と答えていました。
ガイダンスで扱われた注意点は3つです。1つ目は指示の出し方。AIは相手に合わせた甘い評価を返しやすいため、「厳しく評価する」「繰り返し確かめる」など具体的に頼む工夫が紹介されています。2つ目は誤回答(ハルシネーション)。すでに発表済みの研究を新しい計画として見せたところ、AIは「新規性がある」と判定し、追加の提案も既存の論文と重なっていました。AIの答えはそのまま信じず、自分で裏取りすることが求められます。3つ目は使ってよい範囲の考え方で、同校では「人に依頼する場合に置き換えて考えてみよう」と指導しています。テーマの構想を任せるのと、資料探しや校正を頼むのとでは、成果が誰のものになるかが変わる、という整理です。
AIの使用ルールは学校ごとに異なります。自分の学校でどこまで認められているかは、現時点では各校の方針を確認する前提で考える必要があります。


