生成AI指針の改定、授業で使わない場面も設計へ
文科省は10月1日、中教審の特別委員会に初等中等教育の生成AIガイドライン改定の方向性を示した。授業でAIを使わない場面を設けることなどを盛り込む。
先生にとって 年間指導計画で、AIを使う単元と使わない単元を事前に書き分けておく準備ができる
文部科学省は2026年10月1日、中央教育審議会のデジタル学習基盤特別委員会で、初等中等教育における生成AI利用ガイドラインの改定の方向性を示しました。授業の中でAIを使わない場面を設けることや、どのくらいの頻度で使うかを授業設計の段階で整理しておくことを盛り込みます。効果的な活用例とあわせて、深い学びにつながりにくい例も示す方針です。
背景として発表では、検索サービスにも生成AIが組み込まれて子どもの利用が広がる一方、頼り過ぎると必要な学習過程を省いたり、批判的思考に影響したりするリスクが挙げられています。授業全体の中でAIをどこまで使わせるかは教師が設計する、という考え方を明確にします。校務では効率化を進めつつ、教師自身が判断すべき事項を具体化するとしています。授業準備や学校広報で時間削減の効果がある半面、生成物の確認にかえって手間がかかる例も課題とされました。
次期学習指導要領の検討を踏まえた情報活用能力の内容の更新や、AI事業者向けの留意事項の整理も予定されています。改定版の公表時期や具体的な活用例の中身は、現時点ではまだ確かめていません。

